アルティラベルの「表示チェック」は、入力した原材料・添加物・アレルゲンの内容から、食品表示でよくある書き間違いや記載漏れの可能性を自動で検出してお知らせする機能です。
根拠の格付けについて
各ルールには、根拠の確からしさを示すバッジを付けています。すべてが同じ強さの根拠ではないため、区別して示します。
チェックする6つのルール
「乳」ではなく「乳成分」
法令で確定何を検出するか: 一括表示の「(一部に○○を含む)」の中に「乳」または「乳製品」という表記があれば検出します。
なぜ問題か: アレルゲン表示では、乳由来の成分は「乳成分」と書くのが正しい表記です。「乳」「乳製品」という表記は、アレルゲン表示として認められません。
アレルゲン括弧の前に「、」
公式の記載例・Q&Aに準拠何を検出するか: 一括表示の原材料欄で、「(一部に○○を含む)」の直前に読点(、)や改行がない場合に検出します。
なぜ問題か: 読点がないと、括弧内の記載が直前の原材料だけにかかる「個別表示」と誤解されるおそれがあります。「…、(一部に小麦・乳成分を含む)」のように読点を入れることで、原材料全体に対する一括表示であることが明確になります。
読点を義務づける明文の法令規定はありませんが、消費者庁のハンドブックが示す記載例ではこの書き方が使われています。
義務品目の表示漏れ
法令で確定検出はアプリ独自の辞書何を検出するか: 入力した原材料名から、アプリに同梱の推定辞書を使ってアレルゲンの可能性を推定し、義務表示(特定原材料)に該当するのに一括表示に含まれていない品目があれば知らせます。
なぜ問題か: 義務表示品目の記載漏れは、アレルギーを持つ消費者の健康に直接関わる重大な見落としです。
義務表示という制度そのものは法令で確定していますが、原材料名からアレルゲンを推定する仕組みは消費者庁の公式マスタではなく、アプリが独自に編集した辞書によるものです。詳しくは下記「アレルゲン推定辞書について」をご覧ください。
推奨品目の選り好み
実務の知見何を検出するか: 推奨表示品目(特定原材料に準ずるもの)を1つでも書いているのに、原材料名から推定できる他の推奨品目が書かれていない場合に知らせます(例: アーモンドパウダーの「アーモンド」は書いたのに、豆腐の「大豆」が抜けている)。
なぜ問題か: 推奨品目を一部だけ表示すると、書かれていない品目は「入っていない」と受け取られてしまいます。表示するなら選ばずに揃えるのが望ましいとされています。
推奨表示は法令上の義務ではなく、消費者庁も表示を推奨するにとどめています。この警告は法令違反の指摘ではなく、実務・指導レベルでの注意喚起です。
加工品は「(国内製造)」
法令で確定何を検出するか: 原材料名の末尾に「(国産)」と書かれているのに、その原材料が小麦粉やバターのような加工品だと判定された場合に知らせます。
なぜ問題か: 原料原産地表示のルールでは、加工食品には「(国内製造)」、農畜水産物には「(国産)」を使い分けます。目安は「その状態のまま畑や田んぼに置かれているか」です。いちごのように収穫時のままの姿のものは「(国産)」、小麦粉やバターのように加工された原材料は「(国内製造)」と書きます。
添加物は添加物欄へ
法令で確定語のリストはアプリ独自何を検出するか: 原材料欄に入力した語が、乳化剤・ベーキングパウダー・着色料など添加物によく使われる語と一致した場合に知らせます。
なぜ問題か: 食品表示には原材料と添加物を区分して表示するルールがあります。添加物欄に移すと「/」区切りが自動で挿入され、正しい形式でラベルに並びます。
原材料と添加物を区分して表示する義務そのものは法令で確定していますが、「添加物らしい語」の一覧は消費者庁の公式マスタではなく、アプリが実務上の頻出語をもとに独自に編集したものです。
アレルゲン推定辞書について
「義務品目の表示漏れ」「推奨品目の選り好み」で使う、原材料名からアレルゲンを推定する辞書(例: 「豆腐→大豆」「アーモンドパウダー→アーモンド」「バター→乳成分」)は、消費者庁などが公開する公式マスタではなく、アプリが独自に編集した辞書です。
この辞書は警告を出すためだけに使われ、検出した内容を自動でアレルゲン欄に追加することはありません。最終的にアレルゲン欄に何を書くかは、原材料の規格書等でご自身にご確認のうえ判断してください。原材料に含まれる添加物由来のアレルゲン(いわゆるキャリーオーバー)の表示要否も、規格書がないと判断できないため、表示チェックの対象外です。